ドコモ成功と失敗(3)

スポンサードリンク
ドコモは、高い通信品質とi-modeの成功による顧客囲い込みにより成功しました。ドコモは、ソフトバンクとauの通信品質追い上げと、魅力的なコンテンツや機種の提供失敗により、シェアを落としているのが現状であり、コンテンツを開放しても大勢に影響はなさそうですね。

(1)ドコモ コンテンツ戦略変更の理由

ドコモは、コンテンツを自社で囲い込む戦略から、開放することで収益を増加させる戦略に転じます。ドコモは携帯契約者数のシェアが減少しており、ソフトバンクやauに勢いで負けていることを考えると、リスクがあると言えます。
  • ドコモ以前の戦略 優れたコンテンツで顧客囲い込み サービスからの収益
  • ドコモ新しい戦略 コンテンツを他社からも利用可能 利用者数増加で収益増加
ドコモは、i-modeによりコンテンツによる顧客の囲い込みと、サービスによる収益増加を達成しましたが、その後は失敗しており戦略の転換を行うようですね。

(2)ドコモは自社優遇の仕組み作りを検討

もちろん、ドコモはこのリスクも認識している。「価格面やサービス内容で、他社ユーザーよりドコモの回線ユーザーを優遇する仕組みを考えている」(スマートコミュニケーションサービス部・斎藤剛担当部長)。
ドコモは顧客流出を防ぐために、自社の携帯電話契約者を優遇する仕組みを考えているようです。管理人の私見ですが、携帯電話会社以外でソフトバンク子会社のガンホーやグリー、DeNAのような会社がゲームで成功していますが、ドコモが勝つことができるのか疑問です。

(3)ドコモが海外企業を買収

開放戦略によりドコモが見据えるのは国内市場だけではない。近年では、海外のコンテンツ配信事業者である独ネットモバイル、伊ボンジョルノを買収するなど、海外展開の本格化も視野に入れる。
ドコモはコンテンツ開放戦略とともに、海外展開を視野に入れているようですね。
ドコモは、i-modeの海外展開失敗により1兆円近くの損失を計上しました。ドコモの海外展開は、投資戦略の失敗によりソフトバンクに遅れをとりましたが、コンテンツ配信を行うようですね。

(4)消費者はドコモ提供のコンテンツを重視するのか

情報通信総合研究所の岸田重行主任研究員は「他社ユーザーに開放することで、顧客流出などの懸念はある。だが、コンテンツ業者は、潜在顧客が増えるため、dマーケットを重視するようになる。それがドコモにもプラスになるはず」とメリットを指摘する。
ドコモはコンテンツ提供で付加価値を提供するつもりなのかもしれないですが、消費者がそれを求めているのかという言うと、管理人は疑問です。

ドコモは韓国製の端末を販売しており、アップルのiPhoneを販売することを望む消費者に対応したほうが、消費者目線なのかもしれないですね。

(5)ドコモの戦略とソフトバンク

過去、独自コンテンツを集めた「iモード」で顧客を自社の回線へ囲い込むモデルを成功させたドコモ。他社に先んじる今回の開放戦略は、はたして吉と出るだろうか。
ドコモはがiモードで成功したところは、国内シェアが圧倒的首位であり、通信品質も圧倒的に高く、ライバル企業にあらゆる面で勝っていました。ドコモは現在、これらはソフトバンクやauに追い上げられており、昔ほどの余力がなくなっています。
ドコモがコンテンツ事業に力を入れている間に、ソフトバンクは海外の通信事業者買収に成功しそうです。ドコモが本業の通信事業に、iPhonenの導入や海外企業買収などをいつ行うのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。
スポンサードリンク

関連記事・:


最近の記事
Google を含む第三者配信事業者は、Cookie を使用して、ユーザーのウェブサイトでの閲覧履歴に基づく広告を配信します。 Google 広告 Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づく広告をユーザーに表示できます。 ユーザーは広告のオプトアウト ページ
で Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます(また、Network Advertising Initiative のオプトアウト ページでも第三者配信事業者の Cookie の使用を無効にできます)。