パナソニックがスマホ撤退 ドコモの影響

スポンサードリンク
パナソニックがスマホ撤退をドコモに伝えたことが報じられています。ドコモのツートップ戦略は、取引の長い電機メーカーとの良好な関係が終わる、きっかけになっていますね。

(1)ドコモ割引販売の評判と影響

ドコモの割引販売は、ツートップ戦略の対象となった、ソニーXperia AとサムスンGALAXY S4の販売台数が堅調に推移しています。ドコモの割引販売は、販売奨励金の対象機種優先に加えて、店頭で販売を優先する機種を2機種に絞っていたことが販売増加の要因ですね。

ドコモの割引販売から、ドコモと付き合いの長いNECが外れていますが、業績の悪化によりスマホ撤退を決断しています。ドコモは韓国企業を優遇していますが、GALAXYの不具合が放置されており、ドコモの評判が悪化するという副作用がでているようですね。

(2)パナソニックもスマホ撤退

パナソニックがNTTドコモに対し、今冬のスマホの新製品供給を見送ると正式に伝えたことが判明
パナソニック ドコモのスマホ撤退を、2013年8月5日の共同通信が報じています。ドコモは電機メーカーに独自の携帯電話開発を続けており、電機メーカーはドコモへの販売を見込んで事業を継続していました。

ドコモのツートップ戦略により、ドコモと電機メーカーの信頼関係が壊れており、業績が悪化している電機メーカーがリストラしていますね。

(3)ドコモの評判が悪化

ドコモはツートップ戦略により、ソニー製品とサムスン製品のスマホを優先して販売しています。携帯電話などの家電は、販売後のアフターサービスも重要になりますが、GALAXY不具合でドコモ評判悪化しているようですね。
  1. ドコモ 日本を代表する携帯電話の通信会社
  2. サムスン 韓国を代表する電機メーカー
ドコモは日本でシェア首位の移動体通信会社ですので、日本の電機メーカーは従っていました。サムスンは、韓国を代表する電機メーカーで売上と利益でドコモを上回る企業ですので、ドコモは相手にされていないようですね。

通常の企業取引では、自社と相手の企業規模は大きく影響しますが、ドコモのサムスン優遇による失敗で、顧客満足度が低下しているようですね。

(4)ドコモ取引先減少の影響

ドコモの長年の取引先である、NECとパナソニックがドコモ向けスマホ販売から撤退していますが、影響について考えて見ましょう。
  1. ドコモ 日本の電機メーカーの製品の買取
  2. 電機メーカー ドコモ向けに製品情報や技術の優先提供、多額の開発投資
ドコモと日本の電機メーカーの関係を見ると、ドコモの販売力を生かして上記の関係がありましたが、ツートップ戦略により関係が壊れています。

(5)ドコモと取引先の今後

  1. ソニー Xperia
  2. サムスン GALAXY
  3. シャープ IGZO
  4. アップル iPhoneシリーズは発売未定
ドコモ取引先のうち、NECやパナソニックがドコモ向けスマホを撤退しています。ドコモにとっては取引先の減少と、取引先のブランド力が高まっていますので、従来のようにコントロールが弱くなっていると言えます。

ドコモの取引先にとっても、ツートップ戦略により梯子を外された電機メーカーが業績悪化している姿を見ていますので、ドコモと電機メーカーの蜜月関係が終わった象徴と言えますね。ドコモ サムスン撤退と不買理由を見ると、ツートップ戦略に入っていたGALAXYが外されており、ドコモの戦略が失敗したことが分かります。
スポンサードリンク

関連記事・:


最近の記事
Google を含む第三者配信事業者は、Cookie を使用して、ユーザーのウェブサイトでの閲覧履歴に基づく広告を配信します。 Google 広告 Cookie を使用することにより、Google や Google のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づく広告をユーザーに表示できます。 ユーザーは広告のオプトアウト ページ
で Google 広告 Cookie を使用しないよう設定できます(また、Network Advertising Initiative のオプトアウト ページでも第三者配信事業者の Cookie の使用を無効にできます)。