ドコモがスマホOSの実用化へ向けて動き出しているようです。ドコモのスマホOSは、iPhoneを販売していないため全てアンドロイドと思いますが、新OSの開発に成功すれば独自機能を織り込んだスマホの開発に繋がりそうですね。
スマホOSで第3勢力の動きが活発化
ドコモがスマホOS実用化へ向けて動いていることを、2013年2月25日日経新聞9面が報じているので見てみましょう。
米国のグーグルとアップルが世界市場の9割を占めているスマートフォン(スマホ)向けの基本ソフト(OS)で、第3の勢力を育成する動きが活発化する。
ドコモを含めて、スマホOSで第3勢力の動きが活発化しているようですね。
- アンドロイド Google
- iOS(iPhone) Apple
- WindowsPhone(マイクロソフト)
スマホOSは、グーグルとアップルが世界市場の9割を占めており、第3勢力がないですが、携帯電話メーカーや通信メーカーを中心に育成する動きがあるようですね。
ドコモとau新OSを13年度に実用化の違い
KDDI(au)は2013年度にも米非営利団体が開発するスマホ用新OSを導入する。NTTドコモも韓国サムスン電子などと開発を進める新OSのスマホを13年度にも実用化する。開発面で制約が少ない体制づくりを進め、サービスの多様化につなげる狙いだ。
ドコモとauは、スマホ用の新OSを導入するようですが、それぞれ戦略が異なっています。
- ドコモはサムスン電子などと新OSのスマホを開発
- auは米非営利団体開発の新OSを導入
auはドコモと異なり、非営利団体から新OSを導入するようですが、この団体はファイヤーフォックスやサンダーバードといったソフトで有名な財団です。
auはファイヤーフォックスOSを採用
KDDIが採用するのは「ファイヤーフォックスOS」。03年に設立され、インターネット閲覧ソフト(ブラウザー)などを提供している米国の非営利団体、モジラー財団が企業やボランティアの支援のもとで開発した。同財団のブラウザー「ファイヤーフォックス」は世界シェアがグーグルやマイクロソフトに次ぐ3位の実績を持っている。
auが採用するファイヤーフォックスOSは、モジラー財団が提供している、インターネットのブラウザーソフトとして拡張性の高いことが有名でした。
モジラー財団の収入は、ファイヤーフォックスの検索エンジンをGoogleにすることで、Googleからの収益が主な収入になっています。
スマホ向けのファイヤーフォックスOS導入後、スマホ向けのブラウザに使われる検索エンジンをGoogleにすることで、パソコンと同様の収益モデルになるのか注目ですね。
ドコモはタイゼンOS採用
一方、ドコモが採用するのは、「TIZEN(タイゼン)」。サムスン電子と米インテルを中心に、NECなど国内メーカーや英ボーダフォンも開発に参加している。
ドコモは、タイゼンと呼ばれるOSを共同で開発しているようですね。
- ドコモ
- サムスン電子
- インテル
- NEC
- ボーダフォン
ドコモが採用予定のタイゼンOSの開発企業を見ると、有名なIT関連の企業が並んでおり、新OSへの期待の高さを感じますね。
ドコモがスマホOS実用化へ向けて動いているようですが、利用者はドコモがどういった楽しみを利用者に与えるのか期待しているのではないでしょうか。ドコモがスマホOSを開発することで、どんな新しいサービスが生まれるのか、気になりますね。ドコモOS TIZENとfirefoxに続く。
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