ドコモ販売台数増加の理由

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ドコモは販売台数増加競争に、ソフトバンクやauに対して苦戦が強いられていましたが、一時的に販売機種が増加していた時期があります。ドコモ販売台数増加の鍵は、指摘され続けてきましたが、魅力的な機種を発掘できるのかどうかが、ポイントであるようですね。

ドコモ、ソニーとシャープの機種が販売好調

ドコモの販売台数が、一時大幅に増加に転じた事が報道されていますが、シャープとソニーの新機種が販売台数を牽引していることが分かります。

ドコモの2012年12月の販売にどのような影響を与えたのか、2013年1月10日の日経新聞を見てみましょう

ドコモの販売台数が純増に転じる

スマートフォン(スマホ)の高機能化は携帯電話会社の契約数にも大きな影響を与えている。新規契約から解約を差し引いた昨年12月の純増減数はNTTドコモが前月の純減から一転、23万5100件の純増となった。 (日経新聞)
ドコモの利益や有効な投資戦略を考える上で、一時的とは言えども販売台数が純増に転じた要因を分析するのは重要な事であると思います。

ドコモの販売台数が増加した理由は、新しいサービスや通信料金の割引ではなく、新しく販売する機種の売れ行きが好調であることが分かります。

ドコモと競合他社の販売動向

電気通信事業者協会(東京・港)が10日発表した12月の携帯電話・PHS契約数によると、KDDI(au)の純増数は23万9200件、ソフトバンクモバイルは27万4700件となった。(日経新聞)
ドコモと競合他社の販売動向について、通信3社の販売台数増加について、比較してみましょう。
  • ソフトバンクモバイル販売台数増加 27万4700件
  • KDDI(au)販売台数増加 23万9200件
  • NTTドコモ販売台数増加 23万5100件
ドコモと競合他社の販売動向について見ると、ドコモの販売台数が、ソフトバンクとauとほとんど差がなくなっていることが分かります。

ドコモの新端末人気が販売増加の理由

ドコモの回復は機能を高めた新端末の投入によるところが大きい。BCNによると12月のスマホ販売台数はソフトバンクの米アップル製「iPhone5 32GB」を抑え、ドコモの2機種が1位、2位となった。(日経新聞)
ドコモの販売台数増加の理由は、ドコモの機種が人気であったことが大きな要因であった事が分かります。言い換えれば、ドコモの競合が業績を伸ばし続けた理由は、iPhone5の販売が大きな理由になっている事が分かります。

ドコモの携帯契約者数と機種の買い替え

ドコモの携帯契約者数と機種の買い替えについて、数字を仮定して考えてみたいと思います。
  • ドコモ契約者数7000万人
  • 機種保有年数を2年
  • 1年で3500万人が携帯買い替え
  • 1ヶ月で300万人が携帯買い替え
  • 1日で10万人が携帯買い替え
ドコモの携帯契約者数伸びの鈍化が、問題である事は指摘され続けていますが、言い換えれば機種を買い換える顧客が多いことを意味しています。

ドコモはXperia Zの評価が高いですが、人気機種があれば、ドコモやソニーなど機種メーカーにとってもチャンスが大きいことを意味しています。

シャープとソニーのスマホが人気の理由

1位はシャープ製「アクオスフォン ゼータ」で省エネ型液晶を搭載し、電池寿命を2日に延ばした。2位はソニーモバイルコミュニケーションズの「エクスペリアAX」で内蔵カメラの撮影機能を高めている。(日経新聞)
シャープとソニーのスマホが人気の理由は、iPhone5をドコモが販売していない事も理由の一つでしょう。シャープのスマホが人気の理由を見ると、電池寿命が延びていることがあり、顧客に支持される裏づけがある事が分かります。

ドコモ販売台数増加の理由について検討すると、当然のことですが、iPhone5以外にどういった人気機種を販売する事ができるのかが勝負になっているという事ではないでしょうか。
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